≪お迎え一部始終≫

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■お迎え一部始終

1、キッカケ


退屈な毎日、何か生き甲斐を見つけたいと思いつつ、仕事と家の行き来を繰り返す日々。
いつもどおりパソコンでダラダラとサイト巡りをしていた時、ペットのモルモットを紹介しているサイトさんに 巡り合いました。私も小学校3年の頃にモルモットを飼っていたのですっかり見入ってしまい、 私はペットの魅力を再認識してしまったのでした。
ペットの世話があれば平坦な毎日にも刺激ができるかもしれない。そう思い、その時はもう一度モルモットが飼いたいと思いました。 でも喘息持ちのいる我が家にはモルモットは衛生上ふさわしくなかったのです。 さらに昔飼っていた頃は私は子供で世話を母に押し付けてしまい、母が大反対するのはわかっていました。
ふと母が昔インコや文鳥を飼っていたという話を思い出して、鳥関連のサイトをまわってみると…

か…かわいい!! (*・▽・*)

なんて魅力的なんでしょう!! 特にインコはおしゃべりもできるとのことでますます気に入りました。 もちろんその時に見たのは手乗り鳥さんばかりでした。その後2週間ほど 私は家族に打ち明けることなく黙々とインコについて勉強をしまくりました。


2、決意と大きなカン違い


手乗りにするには生まれたばかりのヒナから飼わなければいけない。私は完全にそう思ってしまいました。 中ビナくらいからでも慣らせることはできると知ったのはメイと出会ってからでした。 仕事もあるしヒナから飼う自信がなかった私は、昔祖父と祖母が大人インコをカゴの中だけで飼っていたことを思い出しました。 その子はチュンちゃんと言って、親戚のおばさんから譲り受けた並のセキセイでした。

確か私が手にエサ乗せてカゴに手を入れたら食べたよなぁ…

……大人からでもある程度は慣れるんじゃないの?

これがおとな鳥を飼おうと決めた理由です; 思いっきり独断でした。
しかしコイツには大きな落とし穴がありました。チュンちゃんは親戚の家で長年手乗りで育ってから祖父の元に来て、 カゴの鳥になった子だったのです!
そうとは知らなかった私、ペットセンターに赴き、「おとなインコ」のカゴへ一直線。事前に本で見た 「オスのほうがよく鳴く・よく喋る」情報を元に「オス」のカゴを覗き込み、 本の中で一番気に入った「白ハルクイン」を探しました。
そして…そこに空色のおなかをしたメイはいたのです。


3、待ちきれない


一度決めたこととは言え、やはりベタ慣れの手乗りちゃんにも未練はありました。なので 「老後の目標に」なんてものすごい先の人生設計にインコ計画を組み込んだこともあります;  家族に「いつかインコを飼いたい」と話したのはこの頃でした。私ももう二十歳すぎなので、 「自分で責任をもてるなら」をそこそこの許可をもらいました。試しに「モルモットも考えたんだけど」と言ったら 案の定大反対の声を上げられましたが…。
なんにしろまだすぐに飼うつもりはありませんでした。いくら大人から飼うと言っても、何日かいつでも目の届く状況でいたかったし、 ゴールデンウィークまで待つつもりでいました。まだ4月は始まったばかり。あと1ヶ月は待とうと決めました。 名前候補もどんどん上がります。白くてフワフワだから好きな映画のヤギのキャラからとってメイ。 それとも綺麗な白い羽だったからパールもいいなぁ、なんて。

そんな妄想を繰り広げているうちに何をしていても頭に浮かぶ空色おなかのインコの姿!!

こんなのんびりしてたら売れちゃうんじゃないか! アイツ可愛いからっ!(この時点ですでに親バカ)
いてもたってもいられなくなった私は友達を巻き込んでもう一度ペットセンターへ。
よかった、まだいる。
カゴを覗き込み、ハルクインを眺めながら
「名前はメイって言うの」
友達に言ったら「もう決まってるんだ」と苦笑されてしまいました。ゾッコンですね(笑)
家族にも今日買うとは話していなかったので、 この日はカゴの値段や必要なエサや小物の値段などをチェックして、泣く泣く帰りました。 帰り際にメイに「また来るからね〜」と話しかけたら「ジジッ!」と威嚇されたのをよく覚えています(泣)
この2日後の火曜日に、仕事から帰った父を道連れにして(Jは車持っていないので)ケージを飼いに行きました。 その時に店員さんにインコの予約ができるか聞いたところ、1週間が限界とのこと。父に相談し、今度の土曜の朝一番に 迎えに来ることを決めてメイを予約したのでした。


4、お迎えトラブル


待ちに待った土曜日。約束の時間は開店と同時の朝9時です。お迎え用の小さな小鳥かごを持って、 弟と一緒に父が車を出してくれるのを待つ私。
ところがいつものことながら時間にルーズなお父さん(キー!)
さらにアポもなくおばあちゃんが家に来た!(よりによってー!)
2時間ほどのタイムロス。
やっと出かけようと車に乗り込むと、今度は親戚のおばさん一家がやってくるではありませんか
もう何年も顔を合わせていない父方の従姉妹に会いましたよ。こういうことってあるんですよねぇ。 こんな時に限ってっていうことって。
3時間のタイムロスでお昼の12時にペットセンターに着きました。 店員のお姉さんに言うと、もう一人のお姉さんとおじさん店員を呼んできました。 そして何やらおじさん店員が小動物コーナーのガラス戸を閉め、 お姉さん二人がかりでおとな鳥の入ったケージを両脇から開けにかかります。
店員のお姉さんA「白いインコね。逃がさないように
店員のお姉さんB「はい」

バサバサー!!!!

「!!!?」 煤i゜Д ゜)

次の瞬間、お姉さんたちはインコの6〜7羽のインコが入ったケージの中に手を突っ込み、メイを捕まえようと ケージの中を追い回しだしました。大暴れするインコ集団。集まってくるペットセンターのお客さんたち(汗) そして離れたところで立ち尽くす小鳥カゴを持った私と弟…
おとなの鳥をつかむ時ってこうやるしかないのかな…;;;
そうしてつかまってしまったメイちゃんは店員さんの手の中で小さな胸を上下させ、目をまん丸にしていました。 その時の店員さんの心から申し訳なさそうな「ごめんねぇ…」の一言が忘れられません。いや、ビックリしたよ、私も。
メイを持参した小鳥カゴの中に入れてもらって、上からそっとあったかいひざ掛けをかけて家路に着いたのでした。
もう、車の中で何度メイに謝ったことか; でもメイは時々ガサゴソを動いただけで暴れたりはしませんでした。


5、初めての我が家


到着、私の部屋。お迎え用の小鳥カゴから用意したメイのケージにうまく移ってくれるか心配だったのですが、 出入り口同士をくっつけて開けた途端に自分から飛び移っていきました。それから塩土(当時は大きな塩土をフン切り網の上に 置いてありました)の上に立ったままピクリとも動きません。私はわけあってお昼ごはんを作らなければいけなかったし、お迎え後はしばらく 静かにしておくべしと本に書いてあったので部屋を離れました。
お昼を食べ終わって行ってみると、まだ塩土の上に(苦笑) こんなに元気がなくなってしまうなんて予想だにせず、 すごくすごく心配しましたよ! そのうち気づくと下の止まり木に移っていました。その日はエサを食べる姿どころか 大きな動きひとつ見ることができませんでしたが、夜になって暗幕をかけると動いてエサを食べる音がしたので ホッとしました。


こうしてメイは我が家の家族の一員になったのでした。
メイが来てから毎日が新鮮で生き甲斐もできました。メイに感謝しています。


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